おいしい話
2012年 04月 07日
たくさんのお料理やお菓子の本の紐を解き、やっと整頓しました。
お家の中に図書室が出来たみたい。。。
…ということでこの頃は二人で本を読みあさっています。
一番に読んだのはこちら。
戸塚真弓さんの「パリからのおいしい話」。
とってもお腹の空く本です。(笑)
この本は東京で働いていたときに
引っ越しをする上司からたくさんの本を譲り受けた、その中の1冊。
パリではお世話になっているHさんからお借りしている同じ本があり、
日本でもパリでも読めるようになっています。
フランスに嫁いだ戸塚真弓さんが綴る、主婦目線のおいしいお話。
…が、ここまでこだわるところを見ると彼女は相当な食いしん坊。(笑)
気どった感じや嫌みがないので読みやすいです。
最近のtonyはどこで暮らしていても、
そこで食べられる “おいしいもの” を食べていれば大抵は満足していられるのですが。
(1年半前に帰って来た時にはお肉が食べたくて食べたくて仕方がなかったのが今は嘘のよう)
でも今回この本を読んで、すぐにでもパリに飛んで帰りたくなってしまいました。(笑)
特に、ジゴ・ダニョーや口溶けのよいフランスのバター、
フロマージュが食べたくなりました。
日本でもフランスの美味しいワインは飲めますが、
フロマージュだけはいくらフランス産のものを買っても味の質が全く違います。
先日、百貨店のフランスフェアで見つけてきた、老舗のこだわりフロマージュの味に
“日本で食べるフロマージュって…?” と軽いショックを受けました。
空輸のせいなのか、空気の違いのせいなのか、
残念なことに一味も二味も落ちるのです。
フランスのスーパーのあの独特の香りが懐かしい。。。
二十数年前に書かれた本ですが
少しも色あせることがなく、共感しながら読みました。