高速バスの向かった先は
2012年 02月 06日
大阪駅から高速バスに乗り、海を渡って…
山の中を走り…
2度の休憩をはさみ、
5時間ちょっとかかって着いたのは四国、高知駅。
パリでお世話になっているHさんの故郷、高知。
一時帰国されると聞いてじょりーと一緒にお邪魔することにしたのです。
私たちにとっては初めての高知。
Hさんが“ぜひ行ってみて”と勧めてくださったので高知城へ行くことに。
梅が少しずつ開花していました。
眺めていると地元のおじさんが数人通りかかり、次々に話しかけてきます。
その話をまとめると、どうやらその日、
NHKで高知城の梅が開花しました、と言っていたので見に来たらしいのですが
腰ぐらいまでの高さの小さな木、なんと1本だけの開花だったのです。(笑)
ほかにたくさん植わっている大きい木の蕾はかたく、まだ開きそうにありません。
みなさん苦笑いで、私たちにその経緯を話してくださったのでした。
観光客の私たちにも
気さくに話しかけてくださって嬉しく思いました。
高知城はとっても可愛らしいサイズ。
藩政時代の木造の天守が残っているのは全国で12城だけ。
ここはそのうちの1つです。
一階は書院造。 日当たりが良く、明るくてぽかぽか。
ここは一周回ってまた戻ってきたくらい好きな場所でした。
モダンに感じる欄間の模様は必見。
一段一段高さのある階段。 実は上るのよりも降りるほうがちょっと怖い。。。
最上階は吹きさらしで手が凍える寒さでしたが
遠くに幾重にも見える山々と青空が美しく、時間を忘れました。
高いところが苦手なじょりーは
気がつくと居なくなっている(下の階に逃げている)のがいつものパターン。(笑)
お城から下って行くときに、一人のおじいさんに出会いました。
もう20年、ほぼ毎日このお城の周りをお散歩しているのだとか。。。
毎日少し息が切れる程度の運動をするとよい、とテレビで言っていたのがきっかけだそう。
一緒に歩きながら、お城から見える範囲内で名所をわかりやすく説明してくださり、
それに昔のお話まで聞くことができて、貴重な体験でした。
おじいさんは、“それでは高知城へ来た記念にこれを差し上げましょう”と
別れ際に杖についていた自作のクルミの飾りをプレゼントしてくださいました。
高知城には1本だけクルミの木があるとのことで
その実を丁寧に削って作ったそうです。
お名前も知らない91歳のおじいさん、
素敵なプレゼントをどうもありがとうございました。
今、この飾りは私のカメラについています。 大切にさせていただきます。
tonyとは縁もゆかりもない土地だと思っていましたが、
こうして親切な方々と出会ったり、
遠い先祖、祖母の祖父は土佐の武士だったということを最近知ったり、
なんだか不思議な縁を感じたのでした。
旅はまだまだ続きます。
山の中を走り…
2度の休憩をはさみ、
5時間ちょっとかかって着いたのは四国、高知駅。
パリでお世話になっているHさんの故郷、高知。
一時帰国されると聞いてじょりーと一緒にお邪魔することにしたのです。
私たちにとっては初めての高知。
Hさんが“ぜひ行ってみて”と勧めてくださったので高知城へ行くことに。
梅が少しずつ開花していました。
眺めていると地元のおじさんが数人通りかかり、次々に話しかけてきます。
その話をまとめると、どうやらその日、
NHKで高知城の梅が開花しました、と言っていたので見に来たらしいのですが
腰ぐらいまでの高さの小さな木、なんと1本だけの開花だったのです。(笑)
ほかにたくさん植わっている大きい木の蕾はかたく、まだ開きそうにありません。
みなさん苦笑いで、私たちにその経緯を話してくださったのでした。
観光客の私たちにも
気さくに話しかけてくださって嬉しく思いました。
高知城はとっても可愛らしいサイズ。
藩政時代の木造の天守が残っているのは全国で12城だけ。
ここはそのうちの1つです。
一階は書院造。 日当たりが良く、明るくてぽかぽか。
ここは一周回ってまた戻ってきたくらい好きな場所でした。
モダンに感じる欄間の模様は必見。
一段一段高さのある階段。 実は上るのよりも降りるほうがちょっと怖い。。。
最上階は吹きさらしで手が凍える寒さでしたが
遠くに幾重にも見える山々と青空が美しく、時間を忘れました。
高いところが苦手なじょりーは
気がつくと居なくなっている(下の階に逃げている)のがいつものパターン。(笑)
お城から下って行くときに、一人のおじいさんに出会いました。
もう20年、ほぼ毎日このお城の周りをお散歩しているのだとか。。。
毎日少し息が切れる程度の運動をするとよい、とテレビで言っていたのがきっかけだそう。
一緒に歩きながら、お城から見える範囲内で名所をわかりやすく説明してくださり、
それに昔のお話まで聞くことができて、貴重な体験でした。
おじいさんは、“それでは高知城へ来た記念にこれを差し上げましょう”と
別れ際に杖についていた自作のクルミの飾りをプレゼントしてくださいました。
高知城には1本だけクルミの木があるとのことで
その実を丁寧に削って作ったそうです。
お名前も知らない91歳のおじいさん、
素敵なプレゼントをどうもありがとうございました。
今、この飾りは私のカメラについています。 大切にさせていただきます。
tonyとは縁もゆかりもない土地だと思っていましたが、
こうして親切な方々と出会ったり、
遠い先祖、祖母の祖父は土佐の武士だったということを最近知ったり、
なんだか不思議な縁を感じたのでした。
旅はまだまだ続きます。
by tony_etoile
| 2012-02-06 02:11
| 日本の旅